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療養期間解除2023/01/14 20:45


我が家の2023年はコロナで始まった。

うちのじーちゃんは進行性核上性麻痺という指定難病にかかっていて、自力では立てない・歩けない、目玉が動かない、左腕が上手く動かせない等々、下肢麻痺の1種1級の身体障害者だ。

元旦の夜、じーちゃんが変な咳をしているな~?と思った。

2日の昼、じーちゃんが自分で喉スプレーが出来ないので、うちの奥さんがやってあげた。その際、奥さんはじーちゃんの息を吸ってしまった。
「なんか息が熱いな~...」と感じていたそうだ。

そして、その日は奥さんの実家へ新年のご挨拶に行ってきた。
コロナ禍なので1時間ほどで帰って来た。
帰宅すると、ばーちゃんが「じーちゃん39.4℃の熱が出ちゃったよ」と、サラッと言ってきた。
しかもマスクもせずに!

えっ! そりゃコロナじゃねーの!?

そうだ、奥さんの実家のお兄さんにもらった抗原検査キットがある!それを使おう!

結果は陽性...

そこからは、もう地獄の様な正月が始まった。

ほぼ寝たきりのじーちゃんの世話をするのはばーちゃん。

しかし、なぜか介護用ベッドから3回も転落する。
2回目までは私が「ハーハー」言いながら何とか抱きかかえてベッドに乗せた... しかし、約58kgの動けない人間はただの肉の塊で、酷い腰痛持ちの私には限界がある。

3回目は、もう床に布団をひき、そこに寝かせた。

そうこうしている間にも保健所に連絡したり医療機関を探したりしたが、とにかくたらい回しにされた。

一体どこに助けを求めればいいんだよ~... と思っていたところ、実家のお兄さんにもらった抗原検査キットは、国が承認した県から配布されたきちんとした物だった。

これのおかげでオンライン診療を受ける事ができた。
診察は本人の代わりに私と奥さんとで受けて、医師が『陽性』の診断をした。
その医師から保健所に連絡し、はじめて保健所の担当者から連絡が入った。

お兄さん!本当に助かりました!
あの検査キットが無ければコロナ感染をしているじーちゃんを私達が介助して病院へ連れて行かなければ保健所は動いてくれませんでした。
お兄さん、ありがとうございました。

そして、同居の家族は当然『濃厚接触者』となり、じーちゃんと同じ部屋で世話をしているばーちゃんと、喉スプレーをした時にじーちゃんの息を吸ってしまった奥さんは5日に発熱した。

私は、ベッドから転落したじーちゃんを抱きかかえたのが3日の早朝。
それから、5日にじーちゃんを車椅子に乗せるために大奮闘したのが感染の原因だったのであろう、7日の朝に発熱した。

これで家族全員がコロナ感染者となってしまった。

6日に奥さんが、あちこちの病院へ電話をしまくったが、発熱外来の予約が取れなかったが、7日の朝、奥さんと私の2人掛かりで電話をして、ようやく奥さんが発熱外来の予約を取ることができた。

結果は当然の如く陽性...

で、話は3日に戻るが、当のじーちゃんはというと、39.5℃まで熱が上がり呼吸もゼーゼーとゴロゴロが混じった音がして、声を出しても何を言っているか分からなく顔色もあきらかに悪い。

こりゃヤバイか?

と、市の健康観察センターに電話をしたら、ファストドクターを往診に向かわせるとの事で、21時に医師と看護師が来てくれた。
その時のサチュレーションは95%だったので酸素濃縮器は設置せずに、誤嚥肺炎の薬、抗生物質を置いて帰っていった。

当方は入院を強く希望したのだが、今は医療機関が逼迫しているから入院先が決まっていないと救急車を呼んでも無駄になる様な事を看護師に言われた。

冷たい事を言われたと思ったが、これは後で正しい事だと思い知らされた。

しかし、その後もサチュレーションは下がっていく一方で、健康観察センターとやり取りしている間に91%まで下がっていた。

4日の朝、健康観察センターの看護師より電話があり、非常に危ない状態なので救急車を呼んでくれとの事だったが、昨夜のファストドクターの話をし救急車を呼べないでいると説明した。

結局、保健所はファストドクターの要請が無ければ入院先を探すことが出来ないとの事だった。

やっぱりファストドクターの言っていた事は現実的で正しかったんだなぁ... と実感した。

そして19時、今度は別のファストドクターがやって来た。
その時のサチュレーションは88%にまで下がっていた。

もう呼吸がゼーゼーでもゴロゴロでもなく文字では言い表せない音がしていた。

直ぐに酸素濃縮器を3ℓに設定し設置し、点滴も要請してくれた。

するとサチュレーションが93%まで回復した。

今回のファストドクターは、保健所に対し直ぐに入院が必要と連絡してくれた。

5日の朝、健康観察センターの看護師から入院先をを探しますと連絡が入り、市内のあちこちの医療機関に受け入れを要請してくれたが、中々見つからずだった。

健康観察センターの看護師に、じーちゃんの病気の事を説明し(他の人には何度も説明しているが...)掛かり付けの病院が市外にある旨を話したら、看護師曰く「市外の病院だと難しいですが受け入れの要請をしてみます」と言ってくれた。

その日の午前中、何時ごろか忘れたが、じーちゃんの部屋が騒がしい。
何事かと行ってみると、どうしてもトイレで大便がしたいと言って、ばーちゃんに起こしてもらおうとしていた。

『この頑固親父は、一度挑戦させないと諦めないだろうな~...』と私も感染覚悟で、先にも述べたがじーちゃんを抱きかかえ、お互いハーハーしながらなんとかベッドに座らせて、車椅子に乗せる事に成功した。

そしてトイレへと連れて行き「あとは一人で手すりに捕まって立つんだぞ。立てたら便器に座るんだぞ。それで用を足したら自分でケツを拭くんだぞ。」と言ったところで『出来ない』と悟ったようだ。

それで、またまた部屋へと戻り布団に寝かせて、可哀そうだが紙パンツの中で用を足す様に説得した。

すると私の携帯電話が鳴り響いた。

健康観察センターからだ。

この日の担当の看護師の声だ。

「○○さんの掛かり付けの病院が受け入れてくれる事になりました!」

「健康保険証など準備をして直ぐに救急車を呼んでください!」

溢れる涙と震える声を押し殺し「ありがとうございます...」と一言。

あとは冷静に看護師とやり取りを終えて、119番通報をした。

「はい救急です。病気ですか?事故ですか?」みたいな事を言っていた様な気がする。

看護師に言われた様に「コロナ患者です」と言う。
すると救急の方はマニュアル通り氏名、性別、生年月日、住所など必要な情報を聞いてきた。

一通り答えた後に「受け入れ先の病院は健康観察センターの看護師さんが手配してくれています」と告げた。

そして12時30分、救急搬送にて無事に掛かり付けの病院へ入院する事ができた。

ここで改めて、入院要請をしてくれたファストドクター、受け入れ先を探してくれた健康観察センターの看護師さん達にお礼を言いたい。
ご尽力くださり、ありがとうございました。



そしてそして、奥さんとばーちゃんは私よりも2日早く発症したが、私と一緒に7日に発熱外来へ行き薬を飲み始め、熱や頭痛、胸の痛みなどなどコロナに苦しめられたが重症化する事なく無事、13日に療養期間解除となりました。

私も本日、症状軽快し発熱が無ければ、明日療養期間解除となり、早速会社へ出勤します。

また、年始の挨拶に行った奥さんの実家の皆さんにもご心配とご迷惑をお掛けしました。

皆さんに感染しなく本当に良かった。
特に高齢のお母さんと小学生の又姪たちに感染しなくて良かった。

そして、年末年始に帰省していた息子たちも直ぐに帰ってもらい、PCR検査や抗原検査をしてもらい結果陰性だったので安心した。

療養期間中は、奥さんの妹一家がたくさん差し入れを玄関前にしてくれて、お兄さんも同じ事を電話で言ってきてくれたり医療用の抗原検査キットを買ってきてくれたりしてくれた。

我が家の食糧備蓄が底をついた時、近所に住んでいる奥さんの姪っ子が買い出しに行き玄関前に置いて行ってくれた。

本当にありがたい事です。
本当に助かりました。
心から感謝しています。
どうもありがとうございます。


皆さんに何か困った事があれば、今度は私達が力にならせていただきます!








さらに!

1月12日は、ばーちゃん87歳の誕生日!

おめでとう!

今年はコロナ療養期間中だったので一日遅れの13日に誕生日パーティーとなってしまった。

また、今年は横にじーちゃんが居なくて寂しいと思うけど、好物のビーフシチューを奥さんが作ったので我慢してくれ!

3人でハッピーバースデーを歌ってお祝いしましたー♪





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