訪問者数:

家族会議2023/02/26 20:20


1月5日から入院している我が家のじーちゃんは、誤嚥性肺炎も回復し嚥下機能もミキサー食なら食べられるまでに回復したので「退院の準備をしてください」と病院から連絡がきた。

しかし、進行性核上性麻痺の方は年末の状態より悪くなっており、高齢なのでリハビリをしても良くなる病気ではない。

今までの介護はうちの奥さんと母が、二人がかりで『やっとこさ』だったのに、その時よりも状態が悪くなっていると言うのであると、これ以上は無理じゃないかという事で家族会議を幾度か開いた中で母が「可哀そうだけどこれ以上は無理だと思う」と言葉を絞り出すように言った。その顔がとても辛そうだった。苦渋の決断ではあるが、やはり施設に入ってもらう事にした。

そして、コロナ禍での特別に許可された病院内での家族会議は、2月20日と24日の二日間のみ、父を交えて4人で話をする事が出来た。

初日は久しぶりに家族に会えて涙を流している父の話を20分ほど聞いてから施設の件を私が切り出した。

これ以上嚥下機能が低下すると誤嚥性肺炎を起こしやすくなる事、嚥下機能が無くなると胃ろうを選択するか、経鼻胃管を選択するか、何もせず点滴をしながら・・・ など、下の世話を含めて24時間じーちゃんについて介護する事は出来ないと説明をした。

これらを考えると施設に入る方が、じーちゃんの為でもあるし家族の為でもあると話をした。

もちろん父は「それでも何とかなるんじゃないかな? 家族と居たい家に帰りたい... 」と私たちとは平行線だ。

そして父が「今日決めないといけないのか?」と言うので「今日決めなくても良い。少し考えてみれば良い。でも俺の考えは変わらないよ。」と冷たい様だが、変に期待を持たせない様にはっきりと言って、この日の家族会議は終了。

そして24日、2回目の病院内家族会議。

父が特殊な車椅子に乗り看護師さんと現れた。
看護師さん曰く「前回は(家族会議のあと)具合が悪くなった様なので、今回はなるべく短時間でお願いします。今日も午前中は検査が有ってお疲れ気味なので」だった。

ならばと私が「どう?考えた?」と切り出した。
すると父は「これ以上皆に迷惑はかけられない」と答えた。

マスクをしていたので表情はハッキリ分からないが目は穏やかだった。
時折泣きそうに目元をクシャっとしていたけど... 。
あとは父が入居する予定の施設の説明をした。


話は前後するが、この間、奥さんがじーちゃんの要介護5や下肢麻痺の1種1級身体障害者などを加味した状態や今後、核上性麻痺が進んだ時に充実した医療が受けられる施設をと特養や有料老人ホームを何件も探し厳選した施設に出向いて行くべくアポイントを取ってくれた。

退院準備の一報が来たのち、私と奥さんは本格的に施設を探そうと話し合っていた。

ケアマネや入院先の病院など、全ての窓口になっていた奥さんは大忙しになった。
ほんと! 奥さんには苦労をかけてしまった。

そして絞り込んだのが、特養2ヵ所、医療・住宅型有料老人ホーム1ヵ所だ。
3ヵ所とも我が家から車で20分~30分と近い。

特養は2ヵ所ともに内容も見た感じも良いので申込書を出してきた。
父の状態を説明し書面にも記入したら優先順位は上位になると思うと言っていたが、それでも3ヶ月~6ヶ月待ちだそうだ。

次に行ったのが医療・住宅型有料老人ホーム。
ここは、要介護4~5、指定難病、末期ガンなど医療重度の人を受け入れていて、全室個室20床で看護師6~7名、介護士5~6名の日中は常に10名のスタッフが配置されていて、夜間は看護師2名、介護士2名が常駐しているとの事。
どの施設も胃ろうは対応しているが、経鼻胃管に対応している施設は看護師が常駐しているここだけだった。

さらには、抗原検査かPCR検査を受けて陰性証明書を持参する、あるいはこの施設で1人2,000円を払って抗原検査を受けて陰性の場合、マスク着用・手指消毒・検温・ソーシャルディスタンスの条件付きだが、面会時間9時~18時の30分間、18歳以上2名までなら部屋まで面会に行ける。

しかも、1室空きが有るから直ぐに入居可能という。

入居するかどうかの返事は2日後の午前中までで、その後は他の入居希望者が出れば順番待ちになるとの事だが一度持ち帰り検討する事にした。

やはり父の今の状態と今後の事を考えて、医療が充実しており少ない入居者に対して十分なスタッフ、部屋にて面会可能、利用料金が特養と同等、退院と同時に入居が出来るなどを考慮すると『医療・住居型有料老人ホーム』が良いだろうと結論付いた。

なので、ケアマネに連絡し、この施設の評判を聞いたり、引き続き父の担当になってもらえるかを聞いた上で、ここに決めたいと伝えて手続きを進めてもらうようお願いした。


話を戻すと、父は一通り私と奥さんの説明を聞くと「いい所が見つかったんだね」「大変な思いをさせちゃったね」と言ってくれた。

その様子を見ていた奥さんは、込み上げてくる感情があったのだろう声を詰まらせ涙を流しながら「じーちゃんに良い場所をと思って... 」と一言。

確かに奥さんは、四六時中じーちゃんの事を考えていたし、寂しい想いをさせたくないとも考えていたのを私は見ていた。

その想いをじーちゃんも理解したのだろう。

で、この時点で既に45分以上が過ぎていた。
看護師さんには短時間でと言われていたが、結局前回と同じ時間になってしまった(汗)

何度か看護師さんが見に来て「疲れたら言ってくださいね~」とじーちゃんに言っていたが、「まだ大丈夫。まだ話していたい。」と「顔を見ているだけでいいんだ」と頑張っていたが1時間になろうとした辺りで「ちょっと疲れた」と言い、今回の面会は終了した。

今後は、3月中旬の入居に向けて家電やら衣装ケースやら揃える物がたくさん有るので、その準備に大忙しだ。




コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kimagurekazekko.asablo.jp/blog/2023/02/26/9565623/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。